その10. ユージの夢や人生の目的

 

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その10. ユージの夢や人生の目的】

 

 

翌日の日曜日・・・

 

 

俺は千秋と森本と一緒に喫茶店で昼食を取っている。

 

もちろん話題は、昨日田代社長から聞いた話だ。

 

実は今回、俺が田代社長と会うという事を千秋と森本に黙っていたので、

2人はかなりビックリしているようだ・・・

 

「ユージ、私もマイメディアを使ってみよっかな・・・

マイメディアを使ったらベンケイズのファンももっと増えるかな・・・??」

 

 

千秋も俺の話に興味津々だ。

 

 

「ユージ、俺にも出来るかな・・・??

でも、夢や人生の目的を明確化するのが先やろ・・・??

俺の夢は、宝くじを当てて、豪邸を建てて、

フェラーリに乗って、世界一周旅行して・・・」

 

 

森本も勝手に想像を膨らましてニコニコしている。

 

 

それにしても、昨日の田代社長と過ごした時間は夢のようであった。

 

田代社長は、誰とでも会って、

誰とでもあんな風に気さくに話をしてくれるのだろうか・・・??

 

どうして、俺みたいな奴に会ってくれて、

色々教えてくれたんだろうか・・・

 

しかも、また会ってくれると言ってくれている・・・

 

ホント、コレが『人生最大のチャンス!』ってヤツなんだろうな・・・

 

 

昨日は、田代社長と別れてから、

すぐに家に帰り、部屋に閉じこもって、

自分自身の夢や人生の目的についてじっくり考えた。

 

俺の夢って何だろう・・・

 

俺の人生の目的って何だろう・・・

 

昨日、田代社長に言われた事を改めて思い出す。

 

「自分は何のために生きているのか・・・??

自分は何のために働いているのか・・・??

自分はなぜお金が必要なのか・・・??

それらを考えろ!」と・・・

 

俺は何のために生きているんだろう・・・

俺は何のために働いているんだろう・・・

俺はなぜお金が必要なんだろう・・・

 

昨晩は、それらについてじっくり考えてみた。

 

そして、田代社長はこうも言っていた。

 

「夢や人生の目的というのは、

年齢を重ねるごとに変わってゆくものだよ・・・

僕自身も10年後、夢や人生の目的はガラっと変わっているかもしれない。

決して死ぬまで変えていけないものではないし、

夢や人生の目的が自分の思考や行動を縛る

堅苦しいものであるはずがない。

自然と変化していくものだろうし、

自然体でいることが何よりも大事なんだ。

一番問題なのは、『夢・目的』がないことだろう・・・

ダメ!ってわけじゃないけど、

ゴールのないマラソンを走っているようなもので、

悲しくもあり空しくもあるよね・・・

『夢や人生の目的は将来変わって全然オッケー。

むしろ変わることが当たり前。

一番問題なのは、夢や人生の目的がないこと!』と考え、

一度じっくり考えてみるべきだよね。

時間を取って意識的に考えることが必要だと思うよ。」

 

 

 

田代社長の“教え”に忠実に従い、昨晩じっくり考えてみた。

 

そして、とりあえずの『夢・人生の目的』が決まった。

 

一. 両親を十分養えるだけ稼げる男になり、

  今まで散々苦労をかけてきた両親に最大限の親孝行をする。

一. トラックドライバーという仕事の「必要性・楽しさ・素晴らしさ」を

  一人でも多くの人に伝える。

一. 世界の人たちに「簡単・スピーディー・効率的」に

  あらゆるモノを届けられる世の中にする。

 

以上が俺の『夢・人生の目的』だ。

 

我ながら素晴らしい出来栄えだ。

 

しかし、あまりにもスケールのデカイ『夢・人生の目的』になったな・・・

 

 

そして、俺は昨晩必死に考えた『夢・人生の目的』を

千秋と森本に発表した。

 

 

その11.へ続く・・・